ホンネらぼ

【猫の食器】選ぶときのポイントは容器の材質や高さ

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たかが食器、されど食器の猫用食器

みなさんは、猫の食器を選ぶとき、何を重視して選んでいますか?

・大きさで選ぶ
・インテリアと調和するようなデザインにする
・洗うときのことを考えて軽くてシンプルな形を選ぶ
・なんでもいいから数を揃える


と、いったように人それぞれだと思います。

3猫と生きてきたわたしですが、初代猫が卒乳したときなんてヒドイもので、子どもが使っていたプラスチックの平たい容器を猫用食器として使っていました。

2猫目の卒乳後も、子どものお古を代用したのですが、茶色い汚れが染みついてしまったので新たに器を購入したのですが。。。

猫の事情など考えず、100均で「白い器」という条件のみで買いました(^^;)

購入した食器は↓↓↓これ

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その後、3猫になり猫用食器をリニューアルしました。

購入したのは、ステンレス製の器をスタンドに設置するタイプです。

フードと水用に2つの器がついているので便利だと思ったのですが・・・

その食器にフードを入れると、全員が匂いを嗅ぐだけでどこかへ行ってしまいます。

何が原因かはわかりませんでしたが「猫たちはこの食器が気に入らないんだ」ということだけはわかりました。

「このままではマズイ」と、すぐさま最初に買った白い器と人間用の小鉢で一時しのぎをし、再び新しい食器探しをしたという。

猫の食器に振り回さわれた時期でした。

そんなこんなで猫用とはいえ『たかが食器、されど食器』です。

猫には猫特有の事情があって、食器でさえもなんでもいいわけではないのです。

というわけで、このページでは猫用食器を選ぶときのポイントをお伝えします。

よかったら参考にしてください。

猫用食器の形は縁が広いものがおすすめ

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猫のヒゲはとても敏感です。

食器の縁が小さいと、食器にヒゲが当たるのが気になり、食欲低下に繋がることもあるのです。

そのような理由から、猫は、ヒゲが食器の縁に触れないような器を好みます。

形は丸でも三角でも問題ありませんが、深さは3~5㎝を目安に浅すぎず深すぎないものが理想的です。

我が家の3猫は、画像のような三角の器が食べやすかったようで、そのお皿に入れると取り合いして食べていましたよ。

洗うときのことを考慮して、複雑な形は避けたほうがいいですね。

猫用食器の素材は磁器製がおすすめ

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猫用食器は『プラスチック』『ステンレス』『陶磁器』の3種類があります。

プラスチック製の器は種類も多く、安価で手に入れやすいので選んでしまいがちですが、傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすいためおすすめできません。

また匂い移りもあるので、神経質な猫には不向きです。

一方、ステンレス製は傷はつきにくいものの、金属臭や冷たさを嫌う猫もいます。

猫は38度前後のフードを好むため、冷たくなりやすいステンレス製食器は、食欲に影響を及ぼす可能性があります。


以上のことを踏まえると、猫用食器の素材は

・レンジで温めることもできる
・傷がつきにくい
・匂い移りがない

という、利点のある磁器製の器がおすすめです。

陶器製と磁器製で比較すると、陶器は保温性はあるものの、
・破損しやすいので扱いにくい
・洗ったあとのお手入れに手間がかかる
・ニオイ移りがある
・表面がザラザラしているので神経質な猫には向かない
という特徴があるので、あまりおすすめできません。


一方磁器製は、
・丈夫なので扱いやすい
・洗ったあとの手入れが簡単
・汚れがつきにくく、ニオイ移りも少ない
・電子レンジにも対応可能
上記の理由から、猫用食器として適しています。


↓ こちらは磁器製です。

猫用食器は高さがあると吐き戻しが防げる

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ところで食器を置く時ですが、みなさんはどのように置いていますか?

我が家は、初代猫が12歳くらいまで床に直置きしていました。

そのころ初代猫に吐き戻しが多くなったので調べてみたところ、猫用食器の高さに原因があるとわかりました。


猫用食器の床置きは、食道が胃より下がってしまうため、吐き戻しが多くなるのだそうです。

胃より食道が下がっているとは↓↓こんな姿勢です。

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さらに床置きなどの低い位置での食事は、踏ん張るような姿勢になるため、関節に負担がかかります。

↓これが踏ん張るような姿勢です。

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足腰が弱くなるシニアには、この踏ん張る姿勢はけっこう厳しいのです。

では、どんな姿勢で与えるのがいいか。

↓こんな風に、上半身がまっすぐになるようにするのがベストです。

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吐き戻しの原因を知ったわたしは、応急処置として、家にあった小さなダンボールの上に食器を移動しました。

吐き戻しが多くなっていた初代猫(当時12歳)の吐き戻しはほとんどなくなりました。

もっと早く知っていれば・・・つらい思いをさせずに済んだのに・・・と反省した件でした。


人間もそうですが、吐くときの苦しさって不快ですよね。

猫は毛玉を吐いたりするので、吐くことには慣れているかもしれません。

でも、食事をするときは、無理な姿勢よりは楽な姿勢のほうが、断然いいはずです。


もし、今現在、病気でもないのに吐き戻しが多かったら、ぜひ試してみてください。

高さは上記画像のように、横から見て頭のほうが過度に下がらないよう、調整してあげてくださいね。


ちなみに、お水の食器も同じような高さで設置すると、飲みやすさからゴクゴク飲んでくれたりしますよ。


余談ですが、最近ダイソーで見つけたフードスタンドが優れものなので、ご紹介しておきます。

価格は300円です。

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深さが調整できて便利なのですが・・・

・フードや水入れの部分が取り外しできない(っぽい?)
・シリコン素材を猫が気に入ってくれるかわからない

ということで

↓我が家は食器を乗せています

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300円とはいえ、しっかりした造りなので安定感もあります☆

・横幅:40㎝
・奥行き(中央部分):21㎝ 
・高さ:12㎝

サイズはちょっと大きめなので、骨格の大きな猫向きかもしれません。

猫用食器おすすめのまとめ

猫は食器が気にいらないという理由だけで、ゴハンを食べなくなったり、お水を飲まなくなったりすることがあります。

それは、猫特有の事情があるということ。

人間もそうですが、猫にとっても楽しみな、お食事タイム。

快適な食生活を送れるようにできるよう、猫の事情を察して食器を選んであげてくださいね。


猫親歴の長い、インスタの猫ママ友さんに人気なのが ↓↓こちら↓↓

 


 


猫壱さんのフードボール。


インスタの猫ママ友さん達によると、2,000円台の斜めタイプより、こちらの1,000円台の平タイプのほうが、フードが滑り落ちることもないので、おすすめだそうです。