ホンネらぼ

大人の発達障害かもしれない、さてどうするか



2年ほど前から、自分の娘が少し変だと感じることが多くなってきました。

さらに、この1年ほどで疑いから確信になりつつあり。

10月、決定的なことがありクリニックを予約させるまでになりました。

そのきっかけは、派遣の契約終了。

1年半派遣社員として事務職に就いていた娘は、突然、契約終了を言い渡されたのです。

「スキルの上達もなく、ケアレスミスが多い」という理由で。

ケアレスミスはともかく、Excelなどのスキルを求められる事務職ではないのに?

娘から聞かされたわたしは腑に落ちない気持ちでした。

というのは、わたし自身が長年派遣としてたくさんの企業で勤務していて、そんな話は聞いたことがなかったからです。

普通に1年以上勤務している派遣社員を急に切るというのは、業務縮小や人員整理など以外ではあまりないことだからです。

もちろん、契約条件に満たないほどのスキル不足や、勤怠の悪さで契約が切られる人はいましたが、その場合、最初の更新(2~3ヵ月)か長くても半年くらいで見切られます。


しかし娘の場合は、事務職未経験という条件を承知のうえで採用され、滞りなく(と思っていたのはわたしだけ?)1年半も勤務してきて今更その理由?と思ったのでした。


「何やら別の理由がありそうだわ」と考えていたとき、ある思いが浮かびました。


もしかして、発達障害確定・・・?




娘とは一緒に働いたことはないので(当然ですが)社会性や勤務態度、仕事のパフォーマンスはわかりません。

ただ、冒頭に書いたように、ここ数年は「なんなの、この子」と思うことが多々ありました。

それは生活を共にしているわたしに蓄積され、最近は文句や小言ばかりの毎日。

家の中はギスギス、顔を合わせれば小さなケンカが絶えなくなっていました。

そんな状況下で派遣の契約終了。

何よりも先に「なるほど~」と合点がいきました。

そっか。

やっぱりそうか。

派遣の契約がなくなってしまい落ち込む娘。

収入減がなくなってしまうことを心配している娘。

わたしはまず

「お金のことは気にしなくていいこと」と
「仕事はゆっくり探せばいいこと」を伝えました。


そして「ずっと気になっていたけど、発達障害があるんじゃない?そういうことも含めたうえでの契約終了かもよ」とも言いました。

キツイ言葉だったかも知れませんが、キツイことを言えるのも家族であり、キツイことを受け入れるのも家族だから。


娘は「そうかもしれない」と、静かにいいました。

娘は32歳。

医療系の専門学校を卒業してから、ずっと医療事務の仕事を続けてきました。

数ヵ所のクリニックや病院で、正社員あるいはパートとして雇用されていましたが、スキルやケアレスミスが多いという理由で解雇されたことはありません。

人間関係のトラブルは多少なりともあったようですが、話を聞いてみればどっちもどっちな様子。

どこにでも、誰にでもあるようなトラブル。

なので、これまでまったく気がつかなかったのです。

ただ、ちょっと感覚が違うと感じていたのは確かで、何か欠落しているのではないかと思っていたことも事実。


まずは発達障害を診断してくれるクリニックを探しました。