ホンネらぼ

【猫のブラッシング】いやがる猫を激変させる魔法のグローブ

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猫の換毛期、飼い主は大変!


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換毛期の猫の抜け毛.

飼い主にとってはやっかいな季節です。

ブラッシング好きな猫ならともかく、嫌いな子はブラシを出そうもんなら逃げまわり・・・ついでに抜け毛は舞い上がり・・・

はたまた、今日はおとなしくブラッシングさせてるな~と思いきや、いきなり猫キックを食らったり・・・(;´Д`)ふぅ~

我が家は、お星さまになった子が逃げ回るタイプで、現在14歳の長毛猫は猫キックタイプ。

誰一人、おとなしくブラッシングをさせてくれないので、換毛期は1日2回の掃除機とコロコロで抜け毛の後始末に追われる日々でした。

そんな毎日に疲れたわたしは「全員、スムースにしちゃおうか」と真剣に悩んだほど。

そこでこのページでは、わたしと同じようにブラッシング嫌いな猫に悩まされている飼い主さんに、ある『いいモノ』が換毛期の悩みを解決してくれたというお話をしたいと思います。

被毛の役割と種類

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すでに猫と暮らしている方ならご存知かと思いますが、これから猫を飼う人や一緒に暮らし始めたばかりの人のために、被毛の役目と種類を簡単にご説明します。

猫の体を覆っている被毛は、体温調整外部からの刺激や病原体を守る大事な役割をしています。

被毛の種類はシングルコートとダブルコートがあり、シングルコートは被毛が一重構造となっています。

シングルコートの被毛を持つ猫には換毛期がないと言われていますが、換毛期がないのではなく、1年を通して少量の毛が生え変わるといったイメージです。

一方、ダブルコートは被毛が二重構造になっていて、換毛期になるとアンダーコート(下毛)が抜け、体温調整をする仕組みになっています。

シングルコートとダブルコートの見分け方  【シングルコート】
被毛をかき分けたとき、地肌が見え、外側の毛と同じ種類の毛しかない

【ダブルコート】
被毛をかき分けたとき、外側の毛とは違う毛(アンダーコート)が生えている
◆アンダーコートの特徴
・長さや質感が違う
・外側の毛に比べてふわっと柔らかい
・細くて少し縮れている


参考になる画像がなく、わかりにくくてすみません。

※下記のサイトにわかりやすい画像があったのでリンクからご確認ください

spectrumbrands.jp


猫にとってブラッシングが必要なわけ

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猫を観察してみると、頻繁に自分の体を毛づくろい(グルーミング)をしていますよね。

なぜ、毛づくろい(グルーミング)をするのかというと

・清潔を保つため
・体温調整
・リラックス

といった効果があるので、飼い主によるブラッシングは、毛づくろい(グルーミング)では届かない部分のケアとして役立っているのです。

抜け毛を放置しておくと毛が固まってしまい、皮膚炎を発症することがあります。

ほかにも、グルーミングで飲み込んだ抜け毛が胃や腸にたまり、毛球症になってしまう恐れもあります。

毛球症になると体内にたまった毛玉を排出できなくなったり、ひどくなると毛玉が小腸まで進んでしまいます。

小腸まで進んでしまうと、開腹手術をしなければならないこともあるので、そのような事態を防ぐためにもブラッシングが必要とされているのですね。

長毛猫は要注意、毛玉が絡み合い皮膚病になることも

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猫にとってブラッシングが必要なことは伝わりましたでしょうか。

とくに長毛猫は、放っておくと足のつけ根などの摩擦がおこりやすい部分に毛玉ができてしまうので注意が必要です。

実は我が家の長毛猫も一度だけ、足の付け根の毛玉と毛玉が絡みすぎたことにより皮膚炎になってしまったことがあります。

当時は、スリッカーブラシといって下記画像の赤〇のようなブラシを使用。

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ブラシの感触がよくないのか?
猫キックをしたり、逃げてしまうのでブラッシングを怠っていたことが原因です。

抱っこをしたときに気がつき毛玉をカットしようとしたのですが、いくつかできた毛玉同士が絡み合いひきつれていました。

引っ張られた根本の皮膚は赤くかぶれ、痛痒そうになっていました。

自分で取り去ることもできず、痛くても痒くても我慢していたのでしょう。
とても可哀想なことをしました。

反省をきっかけに、我が家の猫が嫌がらずにブラッシングさせてくれるアイテムを探すことにしました。


ブラッシング嫌いな猫が激変した魔法のグローブ

いくつか試してみた結果、我が家の猫は撫でられるのが好きなので、その性質を活かした『いいモノ』を発見したのです。

その『いいモノ』とは↓↓↓これです☆

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実はこれ、手袋の手のひら側に柔らかいシリコンの突起物(ブラシ)がたくさんついているグルーミンググローブという商品です。

お手頃価格(製品によりますが1,000前後)でありながら、片手ではなく両手分のグローブが入っています。

まずは毛玉番長の長毛猫から。

グローブを装着した手で体を撫でまわすと、気持ちよさそうにお尻をあげています。

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ブラッシングを終え、手のひら側を確認してみると抜け毛がゴッソリついています。

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商品説明にもありますが、抜け毛は指先から毛を丸めるようにすると簡単に取れます。

ここではわかりやすくぺろんと剥がしてみました。

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後は丸めてゴミ箱に捨てるだけ。

抜け毛も散らからず、コミュニケーションも取れて、毛玉もできず言うことなしです。

ブラッシングが嫌いだった長毛猫は、いまでは袋を取り出すと駆け寄ってくるようになりました☆

★気になった方は下記リンクをご参考ください。


 

グルーミンググローブのデメリット

もちろんデメリットもあります。

長毛猫以外の猫(普通の日本猫です)に試したところ、ブラッシング効果は薄いです。

突起部分が短いので、短い毛は絡みにくいのでしょう。

ブラッシング後も突起物の間に毛が残ってしまうので、手のひら側を反り返してコロコロや掃除機を使って取っていますが、手間がかかります。

そこで我が家では、長毛猫を先にブラッシングし、抜け毛を残したまま短毛猫をブラッシングしました。

抜け毛は長毛猫の抜け毛と絡んで取りやすくはなりましたが、短毛猫のブラッシングには不向きなようです。

ただ、マッサージ効果はあるみたいで、撫でられている間は気持ちよさそうでした。

ブラッシング嫌いな猫をブラッシング好きにさせるには

愛猫が心地よくなれるようなブラッシングタイムを作ってあげることが大切だと思います。

・リラックスした状態で優しく撫でながらブラッシングをする
・猫の好きな場所や好むポーズでブラッシングをする
・タイプの違うブラシをいくつか試してお気に入りのブラシを使う

『ブラッシング=イヤなことをされる時間』ではなくて、『ブラッシング=気持ちいい時間』と覚えさせてあげるといいですね。