衣類乾燥機は必要?それとも不要?
生活しているうえで、洗濯機や冷蔵庫がないと不便を感じますよね。
一方、衣類乾燥機は、ないからと不便を感じることはありません。
そう。
衣類乾燥機は、なくて困るという家電ではないこと、またメリットを感じる機会がないからこそ、購入することに足踏みしてしまうのではないでしょうか。
実際、わたしも、衣類乾燥機が必要であるか悩みに悩み1年、ようやく購入に踏み切ることができました。
そこでこのページでは、衣類乾燥機について掘り下げてみようと思います。
現在、衣類乾燥機の購入を悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
衣類乾燥機がほしいと思った理由
衣類乾燥機がほしいと思うようになったのは
・梅雨時期や冬は乾きが遅く、しっかり乾いている感じがしない
・部屋干し臭が気になる
・部屋干しスペースが限られていて不便
・家族が重度の花粉症
・外出時は天候の変化を確認しておく必要がある
・急な雨で洗濯物が濡れてしまったときの洗い直しが面倒
・虫がつくのがイヤ
という理由からです。
これまでは、半乾きの洗濯物を、布団乾燥機の上に重ねて乾かしていました。
この方法は何気に手間暇がかかるのですが、乾燥機並みに乾きがいいので、けっこう気に入ってリピートしていたんです。
そんなことを繰り返していた矢先、ひょんなことから、布団乾燥機を活用した衣類乾燥カバーという商品があるということを知ったのです。
すぐさま購入しようとインターネットで検索しましたが、残念なことに我が家の古い布団乾燥機では活用できませんでした。
これをきっかけに、衣類乾燥機が欲しいという思いが高まっていき、悩みに悩んで1年。
2022年1月、衣類乾燥機の購入に踏み切ったのです。
衣類乾燥機を購入するときに検討すべきこと
購入するにあたって、考えなければならないことを順を追ってお話します。
ドラム式洗濯or衣類乾燥機単体
流行りのドラム式洗濯機。
洗練されたフォルムがおしゃれで洗濯へのモチベーションがあがりそうですよね。
ドラム式洗濯機に憧れる思いもあったのですが、洗濯と乾燥を同時にできないのは効率的ではない、という懸念もありました。
結局、賃貸である我が家には設置スペースが合わず、あっけなく後者になりました。
ガス式or電気式
我が家は賃貸なので、設置の際にガス栓の増設をしたり、温風を排出させるパイプを取り付けたりする工事ができないので、悩むことなく電気式に決定です。
ガス式は、乾燥時間が短縮されること、パワーがあることが魅力です。
設置条件に問題なければ、ガス式の衣類乾燥機を検討してみてもいいですね。
容量
容量と言われても、使ったことがないので、さっぱりわかりません。
なので、そこはプロに相談。
家電量販店の店員さんによると「電気式乾燥機の場合、各メーカーの性能に大差はないので、世帯人数や生活スタイルを考慮して選べばいい」と言っていました。
そこで、世帯人数、生活スタイルをざっくり伝え、4~4.5㎏の容量に決めました。
メーカー
電気式衣類乾燥機は種類が少なかったこともあり、パナソニック・日立・東芝の3社に絞りました。
わたしは、物を買うときにたくさんの情報を収集してから決断するのが習慣になっています。
今回も同様
・ヨドバシカメラ
・ビックカメラ
・ヤマダ電機
・コジマ
・ケーズデンキ
を見て回り、各店舗の店員さんに相談。
他にも
・価格.com
・Amazon
・楽天
などのレビューや、個人のブログを参考にし、以下ように絞り込んでいきました。
◆パナソニック
デザインはパナソニックがよかったのですが、パナソニックの衣類乾燥機は5㎏以上しかなく、価格もお高め。
賃貸で置き場も限られているので、パナソニックは却下。
https://panasonic.jp/wash/products/nh_d.html
参考:公式サイト
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◆東芝
東芝は4.5㎏から。
最後まで日立と悩んだ製品です。
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/laundries/ed-608/
参考:公式サイト
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◆日立
デザインは好みではないのですが、東芝より安かったので日立に決定。
https://kadenfan.hitachi.co.jp/wash/lineup/den40wx/
参考:公式サイト
容量と価格が決めてとなり、日立の衣類乾燥機4㎏を5年保証付き、43,300円(税込み)で購入しました。
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設置場所
設置場所は、次の項目で画像付きにて説明します。
賃貸の狭い脱所に衣類乾燥機をどのように設置したか
我が家の場合は、高い位置に衣類乾燥機を置きたくなかったので、洗濯機の正面にメタルラックを設置し収納棚と併用しています。
使用したのはアイリスオーヤマのメタルラックです。
本当は木製のラックがよかったのですが、湿気の多い場所のなので、サビに強いメタルラックにしました。
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排水については、下段にプラッチックの容器を置いて、排水ホースを突っ込んでいます。
乾燥1回の排水量はこの容器の五分の一あるかないかです。
排水を捨てるのが面倒な場合は、浴室の扉を開けて、ホースを伸ばしています。
衣類乾燥機専用スタンドを使って洗濯機の上に設置する場合は、洗濯パンの排水溝にホースを置いて排水するようです。
賃貸の脱衣所は狭いので、洗濯機の上に設置しない方法は脱衣スペースが若干狭くなりますが、お風呂上りに体を拭くのは浴室内で、着替えは一瞬なので不便は感じません。
衣類乾燥機の扉の開閉も、特に問題ありません。
衣類乾燥機を購入して感じたメリット
衣類乾燥機を買ってよかった点をお伝えします。
生活感丸出し問題の解消
洗濯物の乾きが悪い時期は、部屋中は洗濯物でいっぱい。
ランドリールームなどない我が家は、あちこちに洗濯ハンガーをかけなければならず、見た目がすごくイヤでした。
下着やタオルなどがあちこちにぶら下がっている室内は生活感丸出しで、急な来客なんてほんと無理。
衣類乾燥機を購入してからは、室内に洗濯ハンガーをかけることがなくなり、生活感を目の当たりにすることもなく、急な来客も歓迎できます。
さらに、おうち時間が増えたいま、インテリアなども気にかけ、自宅で過ごす時間が快適になりました。
部屋干し臭の解消
部屋干し臭が気になるので、最終仕上げとして布団乾燥機の上で乾かしていたのですが、その手間がなくなりました。
小さな物を下に並べ、バスタオルやシーツで回りを覆って乾かすのですが、何気に手間かかり、休日の半分を占めていました。
しかし、衣類乾燥機を購入してからこの手間がなくなり、その時間は他のことに使えるので、本当によかったと思います。
花粉症問題の解消
我が家の娘は、わりと重い花粉症です。
やっと楽になれる家に帰宅しても、外干した洗濯物が室内にあるだけで反応している姿はとても気の毒でしたが、衣類乾燥機の購入でこの問題は一気に解決しました。
お天気問題の解消
天気予報を確認してから洗濯物を干して出かけたものの、急な雨で洗濯物がびしょ濡れになってしまったことが何度もあります。
無風だったり、風向きよって洗濯物が濡れなかったときはラッキー。
急な雨だったけど、何とか間に合ったセーフ。
というように、外出時の外干しはギャンブル的な要素がありますよね。
我が家もそうですが、仕事などで不在がちだと、週末にまとめ洗いしている家庭も多いかと思います。
その週末が悪天候になってしまい、結局大量の洗濯物を部屋干し(;´Д`)
というように天候に左右される洗濯。
わたしはこの状況にストレスを感じていました。
衣類乾燥機を購入してからは、この「お天気問題」に振り回されるストレスがなくなりました。
いまでは、急な雨だろうが、雨続きだろうが「ふぅん、雨かー」と気持ちに余裕が出てきました。
普通のタオルが高級タオルのような仕上がりになる
ふんわりといい香りに仕上がったタオルって幸せを感じますよね。
タオルを干す前に、パタパタとふって空気を含ませるとふんわり仕上がるのですが、忘れがちだったり、時間がないときは面倒になってしまいます。
この、ふんわりを再現してくれるのが、衣類乾燥機です。
わたしは、花粉時期以外は外干しすることも多いのですが、完全に乾く一歩手前で乾燥機にかけています。
それだけで、普通のタオルが、高級タオルのようにふわふわに仕上がるので、やみつきになっているという。
もちろん、最初から衣類乾燥機で乾かしても同じように仕上がります。
衣類乾燥機を購入してからは「洗濯する予定を組まなくていい」という点に一番のメリットを感じています。
フルで働きに出ていたり、小さなお子さんがいる家庭には、衣類乾燥機は買っても損はない、お助け家電だと思います☆
便利でお助け家電の衣類乾燥機にもデメリットはある
これまで衣類乾燥機をほめちぎってきましたが、もちろんデメリットもあります。
衣類乾燥機のデメリットは
・柔軟剤の香りが飛んでしまう
・使用頻度が高いと電気代やガス代がかさむ
・動作音がうるさく感じる(製品により)
・まめにフィルターの掃除をしないと乾燥機能が落ちたり故障の原因になる
とこんな感じです。
デメリットはあるものの、対策もあるのでお伝えします。
・洗濯物に香りづけをしたい場合は、乾燥機用の柔軟シートを使う
・電気代やガス代を節約したい場合は、干しや部屋干し後に乾燥機を使う
・雨天時や天候が気になるとき、花粉の季節、急ぎの物以外は臨機応変に使用する
・音が気になる人は静音性を売りにしている製品を選ぶ
ドライヤーシートはドラッグストアでは取り扱いが少ないため、種類が豊富な通販で購入することをおすすめします。
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★フィルターの掃除については必要不可欠です。
衣類乾燥機のフィルター掃除は重要だけど簡単
家電を長く使うにあたって、掃除やメンテナンスは必要です。
たとえば掃除機ですと、サイクロン式であれば、ゴミ捨てやフィルターの水洗いをしなければなりませんし、洗濯機であればたまった糸くずを捨てたり、洗濯槽の掃除や乾燥をしますよね。
同じように、衣類乾燥機も掃除は必要不可欠なのです。
とはいえ、衣類乾燥機のフィルター掃除はとても簡単。
きれいな部分ではありませんが、わかりやすく画像付きで説明したいと思います。
以下、フィルター掃除の説明です。
【1】乾燥機をかけたあと、ホコリがたまっている状態
フィルター内部が白っぽくなっているのが溜まったホコリです。
わかりやすくするため、2回乾燥をかけた状態なので、1回の乾燥ではこの半分くらいです(洗濯物によってホコリの溜まり具合は異なります)。
【2】フィルターを取り外す
フィルターガードの真ん中部分をつかんで引っ張るだけです。
他の製品はわかりませんが、日立の衣類乾燥機はフィルターが3つに分かれます。
【3】ホコリを取る
今回は、コロコロで取ってみました。
ホコリは塊になっているので、散らからず、取りやすいです。
画像は、1回コロコロした状態で、まだ白っぽく残っています。
余談ですが、我が家は猫がいるため、毎日の掃除機ついでにフィルター掃除もしていたのですが、狭い場所に掃除機を持っていくのが手間になり、コロコロに変更しました。
【4】フィルター掃除完了
3シートでほとんどのホコリが取れます。
コロコロはシートを切り離して使ったほうが、素早く取れるようです。
【3】の画像では向かって左奥のフィルターにもホコリがついています。
【4】の画像はすべてのホコリを取った状態です。
衣類乾燥機のフィルター掃除は
・掃除機
・コロコロ
・ガムテープ
を使えばあっという間です。
コロコロは粘着面が広いので、5分あれば掃除は完了。
3種類を試して、手っ取り早くキレイになるのがコロコロでした。
こまめに掃除をして、長く使っていきたいと思います。
まとめ
最後になりますが、衣類乾燥機のレビューをまとめていたときのことです。
洗濯物の外干しをしたあと、やけに近くでセミの声が聞こえてきました。
わたしは「近くの木にいるのだろう」と気にしていなかったのですが、追加の洗濯物を外に干そうとすると、なんと!先に干した洗濯ハンガーにセミがへばりついていたのです。
セミを大の苦手とする娘は「窓を開けるな」だとか「家の中に入れないで」だとか大騒ぎでした(;´Д`)
わたしは洗濯ハンガーから遠い方の窓をあけて、ハンガーを振ってセミを逃がしましたが、娘はすべての扉を閉めて避難していました。
こんなこともあるので、虫が苦手な方にも、外干ししなくてすむ衣類乾燥機は、おすすめだとつくづく感じました。